あつみさんとの京都そぞろ歩きの続きです。
感動を頂いた建仁寺を後にして、祇園の街を散策。
石畳の小道と低い軒と格子戸が続く風情ある町並み。
瓦と土壁と木格子の連続。限られた素材だからこそ
整った町並みを形成しつつも家ごとに創意工夫があり
デザインの奥行きを感じますね。
その中で、粋な鰻屋さんを発見

うなぎの「う」の看板に桶を描いた暖簾、ザルの照明
メニュー看板から「う」マーク入の渋い自転車まで、
みごとにトータルデザインされた佇まい。

防火用の水槽には金魚が泳ぎ、涼しさを演出。脱帽です!
その後、親友が営むお店、町家を自らリノベーションして、
こだわった器で丁寧に入れたお茶が頂けるお店「好日居」へ

Liv設計のリンクで紹介してますお二人のご対面です。

閉店後、仲良くいづ重の押し寿司を頂きました。
二人の共通点は1級建築士なのです。
建築を通じて知り合ったのですが、二人とも建築を志す
時期を経てから、天職を知り潔く建築を離れてそれぞれ
の道を歩んでいます。
今の日々を探りながらもまっすぐに生きてるので、
職業が違っても共通する話が多く、 特に
時間を経ても大切に使われる古民家ギャラリーと
手入れしながら京町家カフェ維持していることなど、
三人の想いは言葉を越えたところで繋がっていました。
最後に好日居オーナーはるみちゃんの祖母「ひさのちゃん」
98歳の作品のお披露目会
200体以上もの小さなキューピーちゃんのファッションショー。
衣装や帽子がすべて違っていてとてもおしゃれなのです。


99歳で他界されたのですが、最後まで夢と創造する
意欲を持って楽しく生きたいね! と今後の目標を頂いた
一日でした。
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2010.06.30 |
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6月21日に発刊される雑誌「大人の名古屋」に星見が丘のすまい
が紹介されます。
建築士からの提案「エコライフ」を紹介するコーナーで、編集社より
お声をかけていただきました。

編集者から、取材希望のお話を伺いながら思い浮かべた住まい。
ご主人は断熱性能など住宅の機能ににこだわり、奥様は
自然の恵みを取り込む住まい方にこだわっていました。
相反するようで実は、両方を生かすことは消費するエネルギーを
減らすことにつながっているのですよね。
取材をきっかけに久しぶりにお伺いさせていただきました。
完成してから5年近く過ぎているとは思えないほど、お手入れが
行き届いていて大切に使っていただいていることに感謝!
日々の生活を楽しそうにお話するご夫婦の変わらない笑顔が
とても嬉しかったです。
テーマ:本の紹介 - ジャンル:本・雑誌
2010.06.15 |
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5月のGWは満席で入れなかった映画をリベンジで見に行ってきました。
「クロッシング」北朝鮮の現実をリアルに表現した家族のお話。
栄養失調と結核の奥さんの薬を入手する為、生活を守る為に脱北者となり
稼ぎ戻ることが出来ないまま奥さんは息を引取り、孤児となった一人息子
も父親を追ったが、強制収容所に入れられながらも逞しく生きる...
隣国韓国で作られた作品、100名以上の脱北者達を取材し現実を表現
することはかなり勇気のいる映画だったのか、2年経って日本で公開。

雄大な風景と、一途に生きる親子愛、リアリティーある描写が
あまりにも悲しくて、号泣してしまいました。
政治批判映画ではなく、淡々と描写する庶民の日常生活がとても貧しく
厳しく、家族を救う為に命がけで脱北しなければいけない現状を知りました。

カメの底をつくお米のシーンなどを見ると、消費や飽食が当たり前となって
いる日本だが、普通の生活、日々悩むことなく食することの有り難さを痛感!
生まれる国でこれほど違ってくることを知り、日常の些細な悩みなどたかが
しれていることを感じる意味でも、久しぶりに深く考えさせられる映画でした。
2010.06.07 |
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