毎年7月に開催される、全国女性建築士協議会へ
行ってきました。
2日間にわたって、基調講演から、各地域での活動報告、
テーマ別で協議する分科会と充実した内容で、全国から
集まる女性建築士との交流と、活動する動きを知ることで
良い刺激を沢山いただけるので出来るだけ時間をとって
参加しています。

分科会でのテーマ「歴史的建物の保存と街並」
取り壊しが決定した、東京中央区の明石小学校の保存運動の
報告でした。
108年の歴史ある小学校で、校舎のつくりも今の合理的な校舎
でなく当時の建造物のデザインが生かされ、壊されてしまうこと
は残念な動きであります。

すでに予算もついて8月から取り壊しに入る予定だが、あきらめず
保存の要望書としての署名を集めて、今からでも申請する動きでした。
熱心な活動に共鳴するものの、実際運営する小学校側は建て替えを
希望していて、保存活動側と対立していることがなんとも複雑な思いに
なりました。
素敵な価値のある建物だから残したい。と保存運動するものの、保存が決まった
後の管理運営にはまったく責任の無い外野側の意見や活動と、ずっと関わって
いく運営する方々の気持ちと合意点ないまま残すことに意味があるだろうか。
使う人々の愛着があって、残したい思いがあってこそ存続価値があるのでは。
「建物のもつちから」は「人と建物のコミュニケーション」がうまく
成り立っているからこそ。。と思うのです。
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2010.07.24 |
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昨日やっと梅雨が明けました。
梅雨の間に2件の住宅が上棟を迎え、
そして昨日の晴天の日に1件上棟を迎えました。
雨で湿気を受けたダメージもこれからのお天気で
しっかり乾燥させて進めていきたいです。



上棟の挨拶で交わしたお互いの想いが引渡し後も、住んでいただいて
からも続く為には、これからの瞬間瞬間が大切。と気を引き締めながら
楽しく進めていきたいと思います。
住宅を造るしごとは、工事契約が決まるまでは、お施主さまとLivとの密な
コミュニケーションが大切。
現場に入ってからは、お施主さまとの関係はもちろん、現場監督さん職人さん
と一緒になって喜んで貰える永く住める住まい造りに向かって一つの舟に乗って
漕いで行く そんなイメージを持っています。
第三者の立場でジャッジを入れる事もありますが、それぞれが責任と自信をもって
大変だけど気持ちよく仕事が出来る環境造りを大切にしたいので、岸の上からの
指示でなく、一緒に漕いで行く気持ちで進めていきたいと思っています。
テーマ:日々のできごと - ジャンル:ライフ
2010.07.18 |
| コメント(0) | トラックバック(0) | ただいま進行中
久しぶりのブログ再開です!
書きたいことがたまっているものの、忙しい日々で
あっという間に7月も半ばが過ぎようとしています。
2週間前になってしまいましたが、久しぶりに「切り絵の森美術館」
古民家ギャラリーに会いに行ってきました。

この日は切り絵作家さん4人が集まり、ライブやイベントも盛りだくさん
行われていました。
その中でも、古民家ギャラリーの前のデッキで、マーガレット一座
の紙芝居が楽しみで、かけつけました。

古民家をギャラリーとして整える為に敦美さんと通いながら、ふつふつと
名古屋で見たマーガレット一座の昔懐かしいたっちゃんの紙芝居を古民家に
包まれながら見たい思いが高まりました。
そして、実現した瞬間。
水飴を割り箸でまぜながら見入った紙芝居。
この古民家の縁側に座って、子供達はもちろん大人達もタイムスリップした
無邪気な笑い声が森の中に響き、初めて会う人たち同士も笑顔で頷き合っています。
思いが叶った嬉しさで胸が熱くなりました。
2010.07.15 |
| コメント(0) | トラックバック(0) | 古民家ギャラリー
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