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紅葉狩り

今日勤労感謝の日の午後
少し足を延ばして、犬山の寂光寺(もみじ寺)へ
行ってきました。

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みごとに赤く染まった紅葉。
300近い石段を汗をにじませながら登って見える木曽川の風景も
優雅で、ふっと息抜きが出来たひととき。

また明日から頑張ろー!!


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2010.11.23 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 日々のできごと

自然の造形にはかなわない!

先日岡崎のセミナーで左官職人久住有生氏のお話を聞きました。
左官株式会社 左官職人久住有生

左官好きな私にとって、何度か書籍などで名前を知り気になっていた方で
数寄屋、茶室から海外でのワークショップまでと、38歳とは思えない
ほどの経験の持ち主です。

型に嵌らない意欲的な活動のお話を聞いていて気持ちがよかったです。

腕の良い職人気質と、自らの活動をアピール出来る表現力との両方を持ち
合わせることが、左官の仕事を広く知らせることが出来る稀有な存在ですね。

心に留まった言葉、
派手な部分より、シンプルな仕事の方が大変で時間がかかる。
美しいものは、脇役である。
自然の風景、自然の造作にはかなわない。

そこで気球からのカッパドキアの映像が出てきました。

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同じように、2年前私も気球に乗って釘付けになった風景

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この不思議な造形、何千年と時間を掛けて出来上がる自然の形
感動して言葉にならなかった瞬間を思い出しました。

10年前北海道をツーリングをしていて(HONDAの50ccモンキーでですが
身体で感じ、悟ったこと。 自然の美しさにはかなわない! 
かなわないが、この感動、美しさに近づきたい。と

いつか誰もが感じることでしょうが、直接大地の産物に携わる久住さんの
感じたこの話をもっと聞きたかったのですが、時間なく終わってしまいました。

また聞ける機会があるといいですね。


2010.11.21 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 未分類

匠の塗油の製作過程を見学


いつも建てる建物のメーカーリストに上げている材料をもっと深く
知る機会をつくりたいと思って、製作現場へ出向きました。

岡崎市内に宮内庁御用達のまじめに油を精製する会社
太田油脂株式会社の工場があります。

昔ながらの製法で、天然材料にこだわり、身体に優しいオイルを作っています。
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食用油となる荏胡麻油に久米蔵と名する弁柄や松煙など、入手しにくくなった
日本古来の顔料を配合、天然材料にこだわった建築塗料は、木の艶を引出し、
外部に塗っても輸入塗料よりはるかに色あせしないことを知りました。

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太田油脂のギャラリー
外部の塗装は7年前に塗ったまま、西に面して紫外線を強く受けている場所
ですが、色あせがあまり見られなかったです。

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墨色が松煙 松の根の部分を不完全燃焼させてつくった煤(すす)を集めた
炭素黒色顔料配合の塗料。
久米蔵はべんがら 天然酸化鉄赤錆の顔料、耐熱、耐水、耐光性に優れ無毒で
人体にも安全な材料。名前の由来は久米蔵さんが調合した色だそうな。

まったく無添加な材料、匠の塗油シリーズ。 自然な艶色を出すが、濃度が高く
塗りにくい為、きちんと拭き取らなくては、いつまでもべたつきが残り、乾きも
遅いのが難点。

改良した塗装として、彩速シリーズがあります。
耐摩耗性のあるコバルト顔料を入れて、乾きと塗りやすさを出した商品。
含有率が0.1%だけですが、乾燥時間は半分に短縮され伸びも良く平米単価
を下げることも出来た商品。
人害の無い商品にこだわったメーカーとしては、断腸の思いで出した商品
だったとのこと。
データーではほとんど無害といえそうです。

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圧搾工場を見学。エゴマを入れて加熱し、絞り出したオイルが左下に見えます。 
シンプルな加工機械が8~10台並んでいます。

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絞りかすは植物の肥料として出荷。
オイルの固まる部分だけを抽出したワックスもあり、材料すべて利用、とても合理的。
捨てる部分がなく、すべて使い切る姿勢は昔では当たり前だったのでしょう。

頑固に守る部分と、現在のニーズに合わせた研究とを両方を持ち合わせるバランス
の取り方が、企業のこだわりとして出てくるのでしょうね。



2010.11.14 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 素材のふるさとを訪ねて

工事も終盤に入りました。

北区の住宅の現場状況
内装工事も終盤を迎えました。

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リビングの吹抜け トップライトから光が入りスキップ階段で
2階のサブリビングへつながります。

今は大工工事が終わり左官工事に入っています。
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カーブした踊り場の壁を丁寧に仕上げています。
見ている私も息をひそめて見守ります。

仕上がった壁はトップライトからのやわらかい光を受け止めて
リビングにゆたかな表情を醸し出してくれるでしょう。
とても出来上がるのが楽しみです。
お施主様もお会いするたびに、早く引っ越したい!と表情が
ゆるんでいます。

出来上がってくると引渡しまでの緊張感が高まります。
日々変化する現場が楽しくなってくるとともに、
終わりが近づくことで住宅を引き渡しお施主様と会う機会
も減る寂しさとが共存します。

2010.11.07 | | コメント(0) | トラックバック(0) | ただいま進行中

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Liv設計工房

Author:Liv設計工房
http://www.liv-sekkei.com
愛知~関西をフィールドに
心地よい住まいづくりの
女性建築士 川口亜稀子
の日々を紹介しています。

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