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キッチュ エ ビオ

栄で講習会の帰りみち
最近さぼりぎみが気になっていたので
事務所までウォーキング!と久屋大通りを歩いていたら
おしゃれなマルシェ(市場)を発見
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kitsch et Bio と白いテントにシンプルな文字
つられて入ってみました。

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地場産のお野菜や手づくり味噌、鮮魚が並び、スパイスの種類も多く
ラベルの可愛いジュースが並び、ワインやチーズも豊富。と
気持ちがくすぐられるラインナップ。
奥の中2Fはカフェコーナーとなっていて、目の前でイートインできる
グラタンが焼き上がっていました。

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卵は田原市の養鶏場で直接仕入れオリジナルブランドとして出していて
お店のこだわりが良くわかります。

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近くの良い材料を足を運び納得いく商品を仕入れ、新鮮な状態で市場へ出す。
直接仕入れるので決して高い訳でなく、素材を生かした調理を見せて購買意欲
をそそり、お店の人との会話が生まれる。 

私が進めたい今の動きのヒントがここにもありました。

素材(建材)の産地へ足を運んで、つくっている人と会うことで
納得いく素材を見つけて、直接仕入れるルートをつくっていく。
昔ながらの近くの自然素材を見直す。
身体に良い材料をお値打ちに入手することと、素材の習性を知ることで住む人と
素材がよい付き合い方が出来るように。

そんな思いが重なってお店の中をぐるぐる巡っていました。

ナゴヤ キッチュ エ ビオ
久屋鍛冶町ビルヂング

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2011.02.26 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 建物・ショップ探訪

つくるよろこび「ファブリカ村」へ

滋賀県の能登川地域は麻織物が盛んな地域で
昔ほどの需要は少なくなったが、地元の産業を伝え継ぎつつ
ものつくりの楽しさを知る場所としてのこぎり屋根の工場を
ギャラリー&カフェとして再出発されているお店を近江八幡の
お店で紹介していただき、是非行って見ようと訪ねてみました。

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木造で出来た平屋建ての工場、南に面する天窓からの光が木組みの梁や柱、
漆喰の壁を照らし、なかなかいい空間です。
ファブリカ村

作家さんの個展が開かれていましたが、作品を見に来る人
ファブリカ村に興味を持って訪れた方、そして近くのおじいちゃん
がふらっと遊びに来ていたり、といろいろな目的で人が集まっています。

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カフェテーブルや椅子も木材をうまくアイアンでつないだり
のこぎり屋根をモチーフにしたオリジナルカップをつくったりと
と遊びのある工夫やこだわりが随所に見られます。

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その中でも注目が
工場の中央にデン!と鎮座するペチカ 部屋全体を輻射熱で温めています。

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火をくべるストーブの上にはお鍋が置け、温かい壁にもたれるベンチがあり
機織りの部品をガードのデザインにあしらっています。

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興味深く見入っている私を見つけ、楽しげにお話をして下さったのが

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ファブリカ村を運営する北川陽子氏のお母様、なんと82歳


麻織物の歴史やこの場所に生まれ変わってから行われた数々のワークショップ
やイベント、そこに集まる人たちや行政との連携、次の展開や夢など
いろいろ知ることが出来ました。 そしてお母様の元気さの源はファブリカ村
を皆さんへ提供し、集まる人とのつながりが恩恵として帰ってくる喜びが
あるのでしょうね。 「お金では得ることが出来ない恵みがいっぱいあります。」
と笑顔いっぱいでした。

そのあと、ファブリカ村の麻製品を扱うショップへ
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今は大麻の関係もありこの地域で
麻を栽培することが無くなり、輸入されているとのことですが、
織る前に糸を染める先染めを今でもおこない、図柄をデザインしてから糸の
染色の位置や色を決め手織りで作っているとのこと。
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麻とカシミヤ、麻と木綿などの組み合わせで風合いも多様。

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近江の素材、葭も使うのですか?と聞いてみると
「春先から初夏に掛けてお出しするのですが」と奥から
麻と葭で織り上げた商品を見せていただきました。

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琵琶湖の水辺をイメージした淡い藍色のゆらぎのある織物。
張りがあるがなんとも優しい風合いが素敵でした。

「素材を訪ねる旅」の企画をはじめて、素材の産地へ足を運び
素材の可能性を知る、見つけることが目的ですが、素材の可能性と共に
人との出会いもこの企画の醍醐味ですね。

今は葭刈りの季節、西湖の葭原の風景を見て帰路へと向いました。


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2011.02.17 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 建物・ショップ探訪

職人さんの姿

現場監理で仕上り具合を確認しながら写真に納めている時
もくもくと働く職人さんの姿がすごくかっこ良く見える
瞬間、シャッターを押してしまいます。

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今は加工してから入る材料が多い中、現場でカンナで削り、
ノミでほぞ穴を開けと木の癖を見ながら大工さんの作業が多い
進行中の現場です。

集中している時なので気がつかない様そーと写真に納めて。。。

このような一つ一つの手作業の集大成で住宅を造っています。
見えない部分の丁寧さがのちのちの住まいの仕上りの違いとなって
くると思います。

工事は常に守らなければいけない工期と予算がありますが
その中で時間と手間とのバランス、職人さんの腕や作業スピード
などその都度、関わる人達に寄って違いがあり、いくつもの業種が
進捗を見ながら出たり入ったり、材料の納入時期のずれや現場での
アクシデントなどなど。。。
なにも無くスムーズに事が運ぶことは皆無ですね。

スピードを求めるご時勢ではありますが、工期は最初にしっかり読んで
慌てず最後までしっかり進めたいと思います。

作業を集中して行う姿は時間が止まっているような静寂な瞬間を感じます。


2011.02.11 | | コメント(0) | トラックバック(0) | ただいま進行中

吉村順三展に携わって

1月26日より2月6日まで名古屋東区橦木町「文化のみち橦木館」
にて吉村順三展が開催されています。
文化のみち橦木館
吉村順三

関連事業として藤森照信氏をお招きし「吉村順三の建築を語る」をテーマに
「文化のみち百花百草」にて1月29日にJIA東海愛知地域会事業委員会
にて講演会を企画しました。

文化のみち百花百草
藤森照信

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住工房の小栗氏の熱い思いで企画が進行し、各建築雑誌や名古屋市の
協力も得て広報も行き渡ったが故、定員70名の整理券発行直前まで
心配事が絶えませんでした。

せっかく見えた方に少しでも聴講できるようにと、「文化のみち百花百草」
のお蔵ギャラリーと「文化のみち橦木館」へもskypeなどを駆使して同時中継を
行い総勢130名の方々に参加していただきました。

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主催側として会場を廻ったりしていたので、藤森氏のセミナーを
ゆっくり聞く事が出来なかったのですが、

印象的な言葉 
軽井沢の山荘の根底にレーモンドの夏の家の影響があったこと

心地よさは普通の中に少し線を細くしてみるとかのちょっとした変化と
「空間に隙間がある」事で生まれるのでは。

吉村先生は空気をデザインして心地よさを生み出しているのでは。

同時中継で、音声がみだれたりと不手際もあり、今後の反省と対策が必要
で申し訳なかったのですが、面白い講演だったとよろこんでいただけました。

次の日 展示会の当番で半日「文化のみち橦木館」に滞在し、
展示会場もゆっくり廻ることができました。

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築80年以上の日本家屋 橦木館の持つ空気と 吉村さん作品
「モダニズムと和が融合した住宅達」がみごとに響き合って、
なんとも穏やかな気持ちに包まれました。

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靴をぬいで、畳に座り丁寧に図面や写真を眺め、家具に座ってみる。
お庭にはしっとりと雪が降り、小鳥がつくばいにとまる風景を眺める。

時間がゆったりと流れ、こころが浄化されていく感覚でした。

そして、ふっと 生涯に渡っての夢が浮かびました。

これから温めていきたい生き甲斐が・・・・浮かんだ瞬間
嬉しくて胸が熱くなりました。

その内容は10年くらいかけて温めます。
(もちろん建築・すまいに関係することです。)

具体的な動きとなる時に、お伝えしますね。



2011.02.01 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 日々のできごと

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Liv設計工房

Author:Liv設計工房
http://www.liv-sekkei.com
愛知~関西をフィールドに
心地よい住まいづくりの
女性建築士 川口亜稀子
の日々を紹介しています。

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