これからの夏を乗り切るために
福島原発事故で放出された放射能がアメリカ大陸を横断して
10日後にはスイスでも観測された記事を読み、唖然としました。
世界規模で大変な問題を起してしまっていることを再認識します。
微量となったとはいえ放射能汚染が刻々と蓄積されている中、
脱原発に向かえない日本の状況に不安を感じます。
そんな中、この2~3日の極暑!
省エネを心がける気持ちを保ってどう乗りきるのでしょーか!
とさっそく試されている心境ですね。
今後の住まいつくりも脱原発に向けて、極力機械に頼らない
自然の恵みを生かして快適に過ごせる手法を強化したく、
今週は3つの勉強会へ参加しました。
まずは、「デザインの間」にて
8月のテーマ 遮熱建材を扱うメーカーの説明会。
車のエンジンルームなど高温で絶えうる遮熱塗料を瓦に応用した商品
や遮熱カーテンなど、アルミ素材を形を変えて熱を反射する商材や
反射した熱を運ぶルートが必要など手法を知る機会となりました。
次は遠方長野市へ、日帰りバスの研修ツアーで、通気断熱WB工法の体験へ
通気断熱WB工法とは形状記憶合金を組み込んだ部材を使って外と内部の
2重通気で、室内の湿気や臭いを外へ排出する工法。
特許取得工法なので加盟店による施工と限られますが、いろいろな実験が
判り易く、住まいの湿気、臭いを籠らせない為には自然素材を使い、風の流れ
をしっかり計画することの大切さを実感しました。
3つ目はパッシブ手法による設計の第一人者の小玉佑一郎氏のセミナー
「省エネルギーから脱エネルギーへ。今求められるパッシブデザイン」を
聞きにいきました。
パッシブデザインとは、『機械設備ではなく自然活用による設計思想、手法』
環境にも人体にも負荷を掛けない住まいつくりは、
この国の風土を良く理解した上で、電力を多用する密閉型に進む住まいを
見直して、開放型を工夫した衣替えが出来る場をつくることと、
それを楽しめる感性をもつ住まい手が合わさって可能となる。
その感性を広めていくことも必要。 と興味深いお話でした。
いろいろな情報を整理してLivの推奨できる負荷の少ない住まいつくりを
構築していきたいと思います。
2011.06.26 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 日々のできごと
