フィンランドの教会~北欧の旅~(最終編)
ずっと1ヶ月以上かけて紹介しました北欧の旅もそろそろ終わりと
なります。
最後はフィンランドで巡りました教会を紹介します。
ヘルシンキ市街地にあるテンペリアウキオ教会は岩盤をくり抜いた中に
造られた教会。デザインコンペによりスオマライネン兄弟が設計1968年に完成。
上部側面のガラスから注ぎ込む光がダイナミックな空間を演出されています。
ヘルシンキ郊外にあるミュールマキ教会
白い礼拝堂に淡いブルーのテキスタイル、ハイサイドから光が注ぎ込み
光と共に無数の照明が浮遊感を生むことで、なんとも清楚で美しい空間に
仕上がっています。 パイプオルガンの音色に包まれいつまでも佇んで
いたい場所でした。
ヘルシンキから列車で2時間離れた街トゥルクにて訪れたのは
聖ヘンリー・エキュメニカル礼拝堂
外観は銅板、室内は木のみのシンプルな素材使いが明快。
光の使い方でフレームの輪郭が浮き上がり、外観ではとても小さな
建造物に見えたが、内部では空間の広がりを上手く引き出していました。
同じくトゥルクの墓地にあるE.ブリュグマンの復活の教会
この教会へ行きたくてトゥルクまで足を延ばしました。
劇的な空間構成ではないのですが、緩やかな曲線で包み込む空間、
サイドからの優しい光の取り入れ方、そこから生まれる陰影、素材使い、
細部まで行き届いたディテールなどなど Livの創りたい空間の手本となる建物。
北欧フィンランドの教会を巡って共通して感じたのは、
祭壇と十字架はあるものの形式にとらわれずとても自由な造りであることと、
光の取り入れ方に工夫があり、空間の要となっていることでした。
この様に北欧の旅をブログにアップすることで、鮮明に記憶がよみがえり、
思い出すごとに2週間かけて廻った北欧4カ国はとても収穫の多い旅でした。
刻まれた経験が、どのような形や、思想となって生かされてくるのか。。。
好きな言葉、
「百聞は一見にしかず。百見は一考にしかず。百考は一行(行動)にしかず。」
どのような表現となるのか、私自身も今後の動き方を楽しみにしています。
2012.06.26 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 建物・ショップ探訪
