武豊町町並み調査
あいちヘリテージマネージャー(地域の歴史的建造物保存活用のアドバイザー)
登録後、最初の活動として武豊町の町並みと文化財的建造物の発掘調査を
行う第一日目、武豊町歴史民族資料館で、午前中は愛知県教育委員会の担当者と
一緒に武豊町ボランティアガイドの方々と面談を行いました。
私の担当地域は小迎 創業130年の歴史ある味噌・たまり醤油の中定商店の
ご主人様・お向かいの中川様にご案内頂きながら、午後は町を巡りました。
中定商店の店構え。歴史を感じます。
黒板張りの町並みが続きます。
船板を再利用している板壁もあります。
黒色は防腐効果のある石炭から造られるコールタール塗り。
川端地蔵 川の側にあった地蔵さんがこの場所に移されたようです。
鬼瓦に鎮座する守り神鍾馗(しょうき)像が点在しています。
軒丸瓦に火防のまじないの巴(ともえ)瓦も多く残っています。
木トラス組材木屋さんの倉庫やレンガ造のオイル貯蔵庫なども残っています。
風情ある建物の一部が壊されている現場に遭遇。敷地内に駐車場を作るのか
一部残された形で工事は中断されています。
断面がきれいに見えることで木構造の組み方が良く判ります。
側面に廻ると、奥行きのない階段室が床も無い形で自立していて、危なっかしい状態。
ボランティアの方も近くの家が壊されている事に気づかなかった様です。
東西200M 南北500M ほどの小さな地域にいろいろな発見があります。
これから何度か通って調査と保存活用の道しるべが出来ればと思っています。
2013.11.24 | | コメント(0) | トラックバック(0) | ただいま進行中
