漆を巡る「素材を訪ねる旅」
JIA愛知事業委員会主催の素材を訪ねる旅シリーズ第9回目 今回は木曾漆と
家具工房を訪ねました。
OMソーラー創設者奥村昭雄氏が移築した板倉造りの住宅は、コンパクトで工夫がいっぱい
詰まっていて、1日過ごしたい場所。
大自然の中に抱かれ、環境共生住宅の原点を見た思いです。
その後奈良井宿の木曾アルテック社へ
漆の町で漆器だけでなく、和紙や麻布、スチロールにも漆を使った商品を生み出し、
漆の可能性を追求する姿勢、伝統と革新そのもの。
平沢宿のショールームも想いがいっぱい詰まっていて、私たちも
テンションが上がりっぱなし。
漆器館では漆の歴史や技法の説明を受け、巣山元久漆工房では、
温度が安定する蔵が作業場となっていて、漆職人の技を見せていただきました。
なんと刷毛は人毛で出来ていて、弾力も持ちも良いそうです。
1日めいいっぱい漆三昧。
殺菌効果が高く、防火性能もあり燃えても有害ガスを出さない漆を
いつか、きっと、もっと建築の中に取り入れたいです。
2017.04.27 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 建物・ショップ探訪
